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売上割引の会計処理について日本とIFRSの違いをしっかり学ぼう!


 

1.売上割引の会計処理について、日本会計基準とIFRSの違い、及びその理由について述べなさい。(150字以内)

 

 

解答例(139字)

日本会計基準では、売上割引は営業外費用として処理をする。これは売上割引は財務活動により生じた費用と考えているためである。一方、IFRSでは売上割引は売上高から控除する。これは、IFRSの収益の金額の測定方法について、受領又は受領可能な対価の公正価値により測定することとされているためである。

 

解説

 

売上割引とは

売上割引とは、売上代金を期日前に支払いを受けることにより売掛金の一部割引を言います。
例えば、100円のモノを販売、30日後に入金予定。但し、15日に入金された場合には2%の割引を行う、という販売条件を付けることがあります。この時の2%の割引額が売上割引と言います。

 

日本の会計処理

売上割引は営業外費用に計上します。これは財務活動により生じた費用であると考えられるからです。

 

IFRSの会計処理

売上割引は売上高から控除します。収益の金額は受領した又は受領可能な対価の公正価値により測定しなければならないとされているためです。

 

口語解説

割引というと、デパートの割引セールをイメージされると思いますが、これは値引きと言います。単純な値段を下げて販売する行為ですね。一方で、割引というのは、予定よりも早く支払ってくれたら値段をおまけしてあげるよ、というイメージなんですね。
お金を借りた場合を想像してみてください。
100万円を年利12%で借りたとします。1年後に返せば利息は12万円ですが、1か月後に返せば利息は1万円で済みますよね。ええ、そうです、割引の正体は利息と一緒ということになります。
日本の会計基準はこの点に着目しているんです。利息は営業外に計上しますよね?であれば、同じ性格の割引も当然同じ場所に表示すべきだ、と。一方でIFRSは収益認識という明確な基準が存在し、そこで収益の額は公正価値で計上してね!と決まっているものだから、もうそうやるしかない。というわけで両者に差異が生じているわけでございます。

 

 

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