監査実務|公認会計士修了考査対策のポイント・勉強法

監査実務のポイント

 

監査法人に勤務していない人も増えているから、監査実務は鬼門と言う人もいますが、、、ちゃんと対策すればなんてことはありません!


暗記は必要!?

最近の傾向をみると、暗記が必要な問題はほとんどありません。それよりも財務諸表を見て、どのような不正がありそうか?を答えさせたり、その場で考える問題がほとんどになっています。たまに列挙しなさい、というような問題も出ますが、それも現実的な考えをいくつか書けば十分合格点が取れるでしょう。

 

過去問分析〜頻出論点〜

 

不正事例に対する想定リスクと実施すべき監査手続

 

毎年出題されるのが、不正事例問題です。どのようなリスクを想定しなければならないのか?どのような監査手続を行えばリスクを回避できるのか?監査人として最も重要な知識を問う問題です。試験に関わらず会計士である以上、きちんと勉強しておきましょう。以下の例題は2014年1月監査実務で出題された問題です。

 

<例題1>
■問題
以下の粉飾事例につき、どのようなリスクを想定し、いかなる監査手続を実施すべきであったか答えなさい。

 

「無形固定資産に計上されている自社利用ソフトウェア残高を検討するため、当期に取得したソフトウエアのうち、金額の大きいソフトウエアについて、請求書と突合するとともに、経理担当者に将来の費用削減効果があるか否かのヒアリングを行った。その結果、異常点は発見されなかった。
監査報告書発行後、ソフトウエアの購入代金として出金された現預金が、架空売掛金の回収代金に充当されていて、ソフトウエアそのものも実態のないものであったことが判明した。」

 

■解答

 

・想定されるリスク
 -実在しないソフトウエアが過大に計上されるリスク
 -不正に資金が流用されるリスク

 

・実施すべき監査手続
ソフトウエア購入の実在性に関する監査証拠を入手するために、購入時の検収テストの結果及び検収書を閲覧すること、実務担当者に対してヒアリングを行う。

 

 

■解説
ソフトウエアは無形のものであるのが最大の特徴です。ですから、実在性に関して常に懐疑心を持って監査手続を実施しなければなりません(これ、監査の基本中の基本です)。請求書はあくまで形式的な書類であり、いくらでも偽造されてしまいます。ソフトウエアが本当に会社で利用されているものなのかを確かめるためには、検収書や受入テストの結果、実務担当者にヒアリングを行うことが必要です。
私が過去にいた会社でも、社長がソフトウエアの架空発注を行い、着服していました。
典型論点ですので、確実に押さえておきましょう。

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