公認会計士試験合格者からのアドバイス―お金をかけずに独学で合格する

合格者からのアドバイスBお金をかけずに独学で合格する

合格者のプロフィール

性別:男
会計士合格年度:短答式2011年12月、論文式2012年8月
勉強期間:6年

 

 

会計士を目指した理由

私が、会計士を目指し始めた理由は極めて単純です。
せっかく経営学部に入ったんだし、資格とってみようかな・・・
それまでの自分は、自ら望んでテストを受けることはありませんでした。
当時は英検がメジャーになり、誰もが受けているような状態でしたが、私は結局、つい最近まで一度も検定を受けずに生きてきました。
だって、検定ですから・・・
検定を受けなくとも死ぬことはありません。
実際に能力さえあれば困ることもありません。
どこに検定を受けるインセンティブがあるでしょうか。
少なくとも、当事の私には検定を受けるという意識は全くありませんでした。

 

では、なぜ私が会計士試験を受けようと思ったのか。
それは会計士が検定とは全く違うものだからです。
会計士には、会計士にしかできないことがあります。
会計士を目指す方はご存知でしょうが、それは監査です。
監査は会計士にしかできません。
会計士にならないとできないことがある。
それは私にとって十分なインセンティブでした。

 

勉強にお金はかけたくない!!

そんな理由から勉強を始めました。
極力、費用はかけたくない。幸い、大学にも会計系の授業がある。
絶対的な自信をもって、会計士を目指し始めました。

 

私の通っていたのは経営学部でしたが、会計の学科もあり、会計論、監査論に関しては授業を受けてから勉強を始めようと思い、一番手薄そうな、企業法から始めました。
当時は商法改正から間もなく、企業法という括りは確立されておらず、企業法というまとまった本も数冊しかありませんでした。
その本を手に取ることから私の資格試験は始まりました。

 

独学での苦労

ここで一言、私は独学で会計士を目指すことはおすすめしません。
実際、独学を貫いた人間ですが、おすすめできないのです。
もし、独学での合格を目指すのであれば「短期決戦」を心掛けてください。

 

現在の流動的な経済の中で、長期的な戦術は資格試験といえども大きなリスクをもたらします。実際、私自身、何度基準改正に直面したかわかりませ
油断は、命取りになります。
合格した夏も、私は新基準と旧基準、どちらが試験範囲なのか、わからないまま受験しました。独学での合格を目指すのであれば、そのような状態も必然です。
もっとも恐れるべきは、改正に気づかないことです。
それがどんな小さな改正であったとしてもです。

 

私は当初、長期的な戦術を取り、ゆっくりと勉強を始めました。
大学の1年次に、簿記の授業を受けながら企業法を学び、2年次に管理会計論と財務諸表論を、(管理会計論の授業は前期にBSCを、後期にABCを、毎週、全く同じ話を聞くという壮絶なものでしたが・・・)
その結果、勉強期間が延びてしまいました。予備校に通い、しっかりした教材を使うことが合格への近道だと思います。

 

今は会計士にとっての好機である!

現在、会計基準はコンバージェンスが進められ、監査基準はクラリティ化が進められています。
経済同様、会計に関する基準も極めて流動的な環境にあるのが現状です。
その結果、会計基準も監査基準も、大幅に整理が進められており、最新の基準を比較的容易に入手することができるようになっています。
また、一貫した方針が貫かれつつあり、理解も容易くなっていると思います。
改正が多く、対応することが困難である一方、一から学ぶ好機でもあるのです。
現に、私もそれまでは日本公認会計士協会の専門情報として散在していた監査実務指針を、クラリティ版となり体系的に読むことができました。
今のうちに新基準を学ぶことは、受験のみならず、合格後も大きなアドバンテージとなります。
どんなベテランの会計士も、私たちのような新人や受験生と同じように基準を学ぶ必要があるのです。
つまり、今が追いつき、追い越す好機なのです。

 

私は、あくまで独学は勧めません。
一度は予備校に行くなり、ちゃんとした教材を用いることをお勧めします。
そのような環境が短期決戦のためにも重要なのです。
しかし、それでも独学を貫こうという方には、現在のような大きな波は大きな力となるかもしれません。

 

仕事のやりがい

合格して感じるのは、公認会計士という資格は、大きなチャンスを与えてくれる資格です。様々な仕事に触れることができ、極めて濃厚な就業時間を過ごすことができます。
監査法人に行けば、各企業のコアな部分に会計を通して触れることになります。
一般事業会社に行けば、特異な立ち位置を求められることがあるかもしれません。
私の場合ですが、会計士以外の人材も多く在籍しており、むしろ会計士は少数派であるといえます。
このような環境のため、監査チームの結びつきは強く、会計士の先輩に、仕事を振ってもらうことも多くあります。不意に仕事が降ってくることも多々あります
やりがいのある仕事に触れる機会に恵まれるのは、会計士に独占業務がある以上のメリットであると思います。
より多くの方が、会計士を目指し、新たに会計士としての一歩を踏み出し、会計業界が大きく盛り上がることを期待しております。

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